コラム

世界で勝負しよう! 〜日本の起業家が世界で勝負すべき10の理由〜


須藤 憲司

KAIZEN platform Inc.
Co-founder & CEO

アントレプレナー

2014/11/05 14:00



マネーフォワードの辻さんより、バトンを受けましたKAIZEN platformの須藤と申します。

私は、2003年にリクルートに入社後、マーケティング、事業開発を経てアドオプティマイゼーションという広告の最適化を提供するビジネスをゼロから立ち上げ、2011年に当時最年少のエグゼクティブとなり、分社化後の株式会社リクルートマーケティングパートナーズの執行役員として主にインターネット事業の成長戦略を担当後、2013年に米国でKAIZEN platform Inc.を創業しました。

2014年10月現在、クライアント数は700社、43ヶ国でご利用いただく、WebサイトのUX改善サービスをご提供させていただいております。

素晴しい起業家の皆様が、コラムを寄稿されている中で何を書いていいのか全くわからない中で、この原稿を書いています。 最近、グローバルで勝負するスタートアップが出てきていますが、是非増えて欲しいなと考えています。日本で一位になってから世界へ、というイメージが強いですが米国では最初からグローバルで垂直立ち上げを目指すスタートアップを数多く目にします。 そこで、私は「日本の起業家が世界で勝負すべき10の理由」を挙げてみたいと思います。

 

1:日本の10倍の市場が広がる

私たちの事業は、インターネット広告のマーケットを対象としていますが日本のインターネット広告の10倍のマーケットが世界にはあります。 なぜ、10倍のマーケットを狙わないか不思議になってきます。

 

2:日本市場は遅かれ早かれシュリンクする

人口の減少に伴い、必ず国内の市場はシュリンクします。拡大していく一部のシニアマーケットなどをのぞいて、今は伸びているオンラインの市場でもどこかで、頭打ちになる時期がきます。 パイが広がらない中で、どうやって事業を成長させていくか?これからの起業家が備えなければいけない大きな問題の一つです。

 

3:国内よりも成長性の高い市場

当然、日本よりも規模だけでなく成長性の高い市場が沢山存在しています。 成長性の高いマーケットでビジネスをすることがいかに重要か言うまでもありません。

 

4:プラットフォームがすでにグローバルに広がっている

FacebookやApp storeやGoogle playがBtoCでは有名ですが、BtoBでもSalesforceのAppExchangeなどのプラットフォームがすでにグローバルに広がっています。   以前と比べて、世界へビジネス展開する基盤というのは多数存在しています。

 

5:日本の開発コストが米国と比較すると割安

皆さんもご存知の通り、日本の開発コストは米国の2~3分の1と相対的に見てコスト優位性があります。 平均的なクオリティも決して米国にひけをとりません。 この優位性を武器に世界と勝負するというのも一つの方法です。

 

6:アジアへのアクセスが近い

今後10年で大きく伸びていくアジアへのアクセスがそもそも近いということは、欧米諸国に比べて大分優位性があります。 この地の利をどう活かして事業を展開していくか?というのも一つのキーワードだと思います。

 

7:遅いと負ける

情報の流通するスピードがどんどん加速しています。どんなに、新しくてイノベーティブなビジネスやプロダクトも、すぐにコピーされる時代です。国内で成功した後で、世界に出て行こうとしたらコピーが世界を獲っていたということだって大いにありえます。

 

8:日本の品質は武器になる

ハードウェアに限らず、ソフトウェアやサポートまで含めたトータルのサービスクオリティまで、日本の品質は世界で大きな武器になります。 日本の当たり前を世界に持ち込んで、勝負するというのも方法論の一つだといえます。

 

9:採用の大きな武器になる

世界で勝負するということは、人材採用においても大きな武器になります。 海外での活躍のチャンスがあるということは、優秀な人材にとって大きな魅力です。 それは、国内だけでなく海外でも同様なことが言えます。 世界中から優秀な人材を獲得して事業を行うことが、競争優位につながることは疑う余地がありません。

 

10:スケールメリットが効く

世界を相手にビジネスをすると、それだけでデータやインフラなど様々なものにスケールメリットが効いてきます。 今やっている事業構造も、単にグローバルにスケールするだけで、大きな収益変化が起きます。

といった感じで、「日本の起業家が世界で勝負すべき10の理由」について紹介しました。 最後に、そのために今からやっておいた方がいいことを記しておきたいと思います。

 

・社内コミュニケーションの英語化

・プロダクトの他言語対応

・グローバルに通じる強烈な強みの構築

 

この3つは、チームが小さい頃から実施しておかないと、ある程度規模が大きくなってしまってから実施するのは相当難しいです。

特に、最初の社内コミュニケーションの英語化に失敗してしまうと海外のチームも含めてワンチームを構築することがとても難しいです。

次に、プロダクトの他言語対応ですが、これは決して一度他言語対応してしまえばいいというわけではなくて、機能を拡張したり、アップデートするたびに他言語でアナウンスしたり、サポートも含めた他言語化を意味しています。 これも、規模が大きくなってからはじめると大変なもののひとつです。

最後に、グローバルで勝ち抜いて行くためには事業やプロダクトそのものにグローバルに通じる強烈な強みが必要です。 万能なプロダクトが勝つ訳ではありません。 国内での拡張ニーズに合わせて、凡庸なプロダクトになってしまうとグローバルに展開していくことはできません。

海外向けの別プロダクトを立ち上げて勝負していくとなると、せっかくのスケールメリットや開発リソースが分散してしまうなど、グローバルで戦うための武器が減ってしまいます。 是非、早期の段階から世界で戦うスタートアップが増えてくれるといいなと考えています。

もし、世界で戦いたいという方がいらっしゃいましたらKAIZEN platformまでご連絡ください。 よろしくお願いします。

 

●関連リンク Kaizen platform Inc.


須藤 憲司

KAIZEN platform Inc.
Co-founder & CEO


Comment_u